ボリビアを訪れたカップルが肉を食べるボットフライに感染
Jan 11, 2013 — オーストラリアのカップルが、ボリビアでの休暇中に、皮膚の下で成長し肉を食べるボットフライの幼虫に感染し、予想以上の目に遭ったと、ウェブサイトGoldcoastのレポートが伝えています。
シドニー出身のブライアン・ウィリアムズとガールフレンドのアリー・ヴァッグは、最初、体にできたただれを感染した蚊に刺されたと思ったそうですが、その傷が動いていることに気づいたそうです。
彼らはボリビアで治療を受け、自分たちの中でヒトスジシマカが成長していることを知りました。
恐ろしいほど不気味なSF映画に出てくるようなヒトスジシマカは、中南米原産の寄生虫で、卵は数十種の蚊、ハエ、ダニによって宿主候補に運ばれています。
雌のボットフライは蚊、ハエ、ダニを捕らえ、最大50個の卵を付着させ、その虫を放して卵を沈める宿主を探します。
6~8週間の潜伏期間の後、ボットフライは宿主の皮膚の下で餌を食べ、礼も言わずに突然去っていき、成虫になります。
アマゾン流域を旅行中、ウィリアムスとヴァグは何度も蚊に刺されたと言い、それがボットフライが彼らの体を侵略した原因だと思われるのです。
ボットフライの感染はまれですが、中南米への旅行者は、長袖を着用し、虫除けを十分に塗るなど、蚊に過度に刺されないように必要な措置を取るべきです。
ケンタッキー大学公衆衛生昆虫学研究所のディレクターであるグレイソン・ブラウン氏はABCニュースに、「彼らは不快指数が高い」と述べました。 「ボットフライは伝染病ではありません。
幼虫を体から取り出すのは多少痛みを伴いますし、確実に一度に取り出すには、多大な注意が必要です。
「ボットフライが生息する地域では、ボットフライに接触する人の割合は比較的低く、おそらく500人に1人です」とブラウン氏は述べています。
オーストラリアのカップルについては、感染が治まるまでボリビアに留まりますが、最長で1カ月かかるかもしれません。