流行病、風土病、パンデミックの違いは何ですか?

中国でのコロナウイルスは、すでに千人以上の死者を出し、他の国でも汚染例が報告されています。 今が流行ということであれば、パンデミックを危惧する声もあります。 しかし、この2つの言葉の違いは何なのだろうか。

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Epidemic

主にウイルス由来の伝染性疾患が特定の都市、地域、国で、ある期間かなりの数の人々に及ぶ場合に流行という言葉が使用されるのだそうです。

一般に、流行とは、ある地域で感染性の伝染病が増加し、急速に広がることを指します。

パンデミック

流行が国境を越え、大陸を越え、さらには世界中に広がるとき、私たちはパンデミックと呼んでいます。 人から人へ伝染しやすい重病を引き起こすので、広い地域に広がり、多くの人に影響を及ぼします。

パンデミックという言葉は、「すべての人に属する」という意味のギリシャ語「pandemos」(pan=すべて、demos=人)に由来します。

最も致命的なパンデミックは、1918年から1920年にかけてのスペイン風邪でした。

パンデミックの原因は何か

パンデミックの最も一般的な原因は、人間の間で感染しやすくなったウイルスの新種や亜型、あるいは抗生物質治療に耐性を持つ細菌によるものです。

風土病とは

風土病という言葉も聞いたことがあるかもしれませんね。 風土病とは、ある地域で感染性・伝染性の病気が通常継続し、人口の大部分に影響を与えることです。 病気の存在が知られている場合に風土病と言いますが、それは病気が進行または拡大していることを意味するものではありません。