診断と検査

医療従事者は、ライム病患者を評価する際に考慮すべきことがあります。

  • ライム病の徴候や症状
  • 患者が感染したクロマダニに曝露した可能性
  • 同様の症状を引き起こす他の病気の可能性
  • 適応される場合の臨床検査結果

臨床検査

CDCでは現在2段階のライム病の検査過程を推奨しています。 両方の段階が必要で、同じ血液サンプルを使って行うことができます。 もしこの第一段階が陰性であれば、それ以上の検査は推奨されません。 もし、第一段階が陽性または不確定(「equivocal」と呼ばれることもある)であれば、第二段階を行う必要があります。

覚えておくべきポイント

  • ほとんどのライム病の検査は、感染に反応して体内で作られる抗体を検出するように設計されています。
  • 抗体ができるまで数週間かかることがあるので、最近感染したばかりでは陰性と判定されることがあります。
  • 抗体は通常、感染がなくなった後も数カ月から数年間は血液中に存在するため、この検査で治癒を判定することはできません。
  • 一部のダニ媒介疾患、一部のウイルス、細菌、自己免疫疾患を含む他の疾患に感染すると、検査結果が偽陽性になることがあります。
  • 検査によっては、2種類の抗体(IgM と IgG)について結果が得られるものもあります。

CDC は新しい検査の開発をサポートします

新しい検査は、2 段階のプロセスの 1 つまたは両方の段階の代わりとして開発されるかもしれません。 CDC が新しい検査を推奨する前に、それらは食品医薬品局 (FDA) によって承認される必要があります。 詳しくは、以下をご覧ください。 第2回ライム病の血清学的診断に関する全国会議からの検査性能と解釈に関する勧告

NEW! ライム病の血清学的診断に関するCDCの勧告の更新

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