風邪にビタミンC
ビタミンCは風邪の症状を予防または治療できますか
ビタミンCは、風邪の治療法として、あるいは風邪の予防に役立つものとして長年研究されています。 しかし、その結果は一貫していません。
2007年7月の研究では、研究者は、毎日200ミリグラム以上のビタミンCを摂取することで、風邪の頻度、期間、または重症度を減らすことができるかどうかを発見したかったのです。 60年にわたる臨床研究を再検討した結果、風邪が始まった後にビタミンCのサプリメントを摂取しても、風邪を短くしたり、重症化させたりすることはないことが判明しました。
つまり、これは何を意味するのでしょうか。
この研究によると、1年に12日間風邪をひいている平均的な大人は、その年に毎日大量のビタミンCを摂取したとしても、1年に約11日間風邪をひいていることになります。
1年に約28日間風邪をひいている平均的な子供にとって、毎日高用量ビタミンCを摂取することは、やはり約24日間風邪をひかないことを意味するでしょう。
ビタミンCを風邪の治療のために7つの別々の研究でテストしたところ、風邪症状の期間を短くする効果はプラセボよりもないことがわかりました。